強盗殺人の法定刑は「死刑または無期懲役」で、裁判員裁判として初の死刑求刑の可能性がある。一方で、殺人罪の法定刑は「死刑または無期懲役、もしくは5年以上の懲役」。裁判員らが動機をどう判断するかが争点となる。
起訴状によると、影山被告は昨年2月、米子市内で勤務先の社長、石谷英夫さん=当時(82)=と同居の大森政子さん=同(74)=の首を電気コードなどで絞めて殺害。キャッシュカードや現金約7万円を奪ったなどとしている。
検察側は冒頭陳述で、「事務所の資金繰りのために自ら借金をしていたのに、石谷さんは会社の金から蓄財していたと恨みを抱いた」と主張。「当時は借金が膨らみ破(は)綻(たん)寸前。通帳などを奪うために石谷さんらを殺すしかないと考えた」とし、強盗殺人の動機があったと述べた。
弁護側は、「もう我慢できない。これが当時の影山さんの気持ち」と裁判員らに語りかけるように述べた。「事務所のために借金し、不正な会計処理もさせられた」と、精神的に限界に達していたと主張。「(犯行は)その状況から離れるためだった」と強盗目的を否定した。
・ 25日から2次試験=前期は26万人出願−国公立大入試(時事通信)
・ <JR東海>架線切れ事故で再発防止策 常務ら処分(毎日新聞)
・ 幼稚園狙い盗み、男逮捕=「夜人おらず入りやすい」−北海道警(時事通信)
・ 小沢氏“宿敵”と決戦 参院・島根に著名人擁立 「青木氏、役割終わった」(産経新聞)
・ 80代姉妹 焼身自殺か 大東 地代滞納「近く引っ越し」(産経新聞)